とんぼ鍼灸院 | 日記 | 疲れからきたぎっくり腰  (症例から)


2019/01/18
疲れからきたぎっくり腰  (症例から)


68再女性です。
ご主人の入院に付き添っていて屈んで手を伸ばしたときにギクツ!
お世話ができず家族に変わって貰って来院です。

前後屈は痛みと恐怖で動きません。
回転がほんの少しできる程度でした。
特に痛む(と感じられる)ところは、右側の腰。
何とか横向きになれたので
梨状筋を中心に臀部の筋肉を手技で緩めた。
そのあとF4F5の刺絡を2回づつ。
百会と百会の右4㌢ほどを刺絡。

立って貰うと右側は良いが左のここが痛いと示された。
円皮針を2つ貼って終了。
2日あと、
次の日はまだ痛かったが今日はほとんど痛くないとのこと。
ご主人の看病は未だ続いている。

過去のぎっくり腰の治療では何度も失敗している。
失敗の一番は、過剰な刺激をしてしまったこと。
鍼でも刺絡でも刺激量に最も注意すべきだ!と学習した。
またあれもこれもと緊張している筋にアプローチし過ぎたこともある。
一言で言えば治療のやり過ぎでした。

ぎっくり腰など急性痛には、いつもの1/3ぐらいの刺激量だと思うこと。
それでも半分以上の刺激は入ってしまうだろうから。
それと、臀部の筋を徹底して緩めること。
最後は刺絡で患部の経絡と中枢の交感神経を緩めること。
大勢の患者さんの身体を通してぎっくり腰の対処を学ばせて貰った。




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