2019/11/22
身体全体の調整　　(症例から）


７０才女性です。
半年ぶりに近くまで来たからと来院されました。
このところ肩が凝って身体全体が重だるく気分もすぐれないという。
頭痛、首、肩、腕、お腹、息苦しくめまいや吐き気・・・・・と続く。
いろいろ症状はあるが主訴的なものはないようだ。

良導絡で異常経絡を調べると
肩こり、腰痛、呼吸が浅い、胃腸肝臓の不調、腎の機能低下・・・と表れた。
一つずつお話を聞いていくと、ここは相変わらずよくわかるねと感心される。
で治療に入るが刺絡の刺激に弱く以前も出血しにくくて困った記憶がよみがえってきた。
次の患者さんまでの時間も迫ってきているので、刺絡は最低限度にして
手技でどこまで改善するかに挑戦した。

全身の緊張を緩め血流をよくしてから、残った症状を刺絡でと計算し、
手技で１０分ほどあれこれやってから気になる症状を聞くともうほぼ大丈夫だという。
とは言ってもゼロにはなっていないだろうと再度調べると、
胃と肝蔵部にやや硬さが残っているのと息苦しさが残っているだろうと気になる。
Ｈ1Ｈ6左Ｈ3の刺絡でさらに呼吸が深くなった。
左Ｆ1，右Ｆ2の刺絡でお腹がくたくたになった。
さすが刺絡の治療効果は抜群である。
時間ができたので聞くと依然やってもらった吸い玉をやって欲しいと希望された。
ここまでくると治療というより癒しの時間になったようだが終わってから
身体が生まれ変わったようだと喜ばれた。

今回のようなあちこちに出ている諸症状を刺絡で調整しようとすると
自律神経でＨ6Ｆ4→Ｈ5Ｆ5になるだろうが、手技と組み合わせるのも効果的だと
痛感した。
時間的にも6割くらいで改善しているでやり方として研究の価値がありそうだとおもう。

> 日記の一覧に戻る

基本情報 サービスメニュー 日記 MAP クーポン

[0]店舗TOP
ﾍﾟ-ｼﾞの一番上へ戻る