はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
TOP > とんぼ鍼灸院 日記 > 肝臓の疲れから?の腰痛 (症例から)
61歳の現役建築業者です。
2~3ヶ月ほど前から腰が痛み起床時が辛いといいます。
痛い場所は背骨のやや右で手平ほどの範囲です。
前屈と右側屈で痛みが出るが、他の姿勢では痛まない。
背中の軽い殴打では左右差は出ていない。
腹診をすると、正中上の臍の少し上と右肋骨の脇に圧痛点が出る。
臍の斜め上左側にやや強めの圧痛点がある。
少し飲み過ぎたかな・・・とお酒の量が増えてきたことを反省している。
腰の右側が痛いのに、左の腎臓が影響している可能性もあるので
左F3の井穴刺絡→左の腎部の痛みは取れたが腰の改善はない。
右F2F6の井穴刺絡→腰の痛みが当初の3割ほどに改善した。
この時点で臍の上の痛みも取れ、お腹は柔らかくなった。
右のF4F5の刺絡をすると違和感は残るが痛みはなくなったと言われる。
百会とその右3センチほどの刺絡をする→腰を動かして「おぉ良いみたいだ」
背中~腰にかけて凝っているからと吸い玉のリクエストがある。
時間まで40圧で3分X2の吸い玉をする→身体が軽くなった、これ良いね~と。
仕事柄、背中や腰の筋肉疲労に内臓(肝)の疲れが出ていたようだ。
明日の朝が楽しみだと帰られた。