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とんぼ鍼灸院 | 日記 | 痛み止めと副交感神経  (症例から)


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痛み止めと副交感神経  (症例から) (2016.03.09)

痛み止めの副作用で副交感神経興奮?

暖冬であったが、当地は1月末に五センチほど積雪があった。
早朝に運悪く滑って転んで腰(背中)を強打。
動けなく横たわっていると吐き気がして吐いてしまう。
間違いなく脊柱の圧迫骨折と考えて安静にしていた。

1週間が過ぎ何とか車に乗れるようになり整形外科でX線。
L4,5付近が痛いがフィルムに映らない。
痛み止めの座薬でまた1週間我慢。
再度X線を撮るも分からないが、痛みは酷く続いている。
MRIの予約をして2日後に撮影。
骨折していたのはT11番、X線のフィルムの枠外だった。

痛みは続き、座薬と肋間神経痛にリリカを4日服用。
何とか痛みが引いてきたと思ったら
今度は猛烈な、めまい、頭痛、吐き気におそわれてきた。
骨折して3週間目である。

内科、緊急外来へも紹介されたが4日間は水も薬も受け付けない。
医者からは合計6種類の薬が出た(内科3、緊急外来3)が
飲んでも受け付けないからそのままになっていた・・・

4日目の夜中に、冷静に考えてみた。
普段飲まない痛み止めを飲んだ。その上にリリカ75ミリを服用。
痛みが落ち着くからと4日間は飲んだ記憶だ・・・
急に吐き気、めまい、頭痛・・・それは副交感神経興奮症状ではないか。
2月初めには北海道地方へ大荒れの超低気圧が来ていた。

そこで
夜中に足湯手湯をしてH5F5の刺絡をする。
2回目でなんだか落ち着いてきたと言う。
しばらくすると吐き気が治まった。
めまいは多少残るが何とか眠れそうだ。
4時間近くウトウトできたと久しぶりに静かな朝がきた。

翌朝は肩こりの治療をする。
ハペパッチを貼っていたら胸鎖乳突筋が異常に凝っている。
寝返りを打てないから片方ばかりへ頸をおいていたようだ。
めまいの原因がここにもあった。

おさらいをしたら
急に痛み止めで交感神経を抑制した。
相反作用で副交感神経が異常興奮。
体質的にも花粉症や冷えがある副交感神経亢進体質であった。
そこへ超低気圧がきた。
片方ばかりへ頸をおいていて肩こり首こりが酷く出た。
結果、副交感神経が異常興奮し、酷いめまい、頭痛、吐き気に襲われた。
こういうことであったらしい。

精神的に余裕がないと見るものも見えなくなるものだ。
患者さんには冷静に冷静に判断したいものだと痛感した身内の症例である。

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