はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
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めまい、吐き気、頭痛・・・が出て動けません。
3/17にアップした患者さんです。
2回続けて治療してむち打ちの症状も落ち着きました。
悪くなった、肩首の凝りが出てきた、の症状が出てきたら
治療に来るように話して様子を見ていました。
1週間目の昨日の朝、めまい、吐き気、頭痛で動けなくなったと電話がありました。
家族に連れられて来院すると、身体を海老のようにして苦しんでいます。
洗面器を用意して吐き気に対応しながら治療開始です。
頸から肩がコチコチです。
むち打ち症の最初の症状に戻ってしまいました。
吐き気のため横向きに寝ながら、頸から肩のこりを解します。
寸3の1番3番の鍼を使って、優しくEAPです。
反対の肩や首をやろうと体勢を替えると
吐き気が増して、胃液だけの嘔土があります。
我慢しながら、肩首の凝りを取りました。
井穴刺絡はH4H6F5F6と、百会の刺絡です。
肩の力が抜けて大分落ち着いてきました。
側頭部の頭痛が出ています。
目窓周辺の圧痛点を中心に頭部刺絡で頭はすっきりしました。
治療に来ようとするが、仕事や通院で時間が取れず1週間空いてしまいました。
その間に頸こり、肩こりで当初の症状が出てしまったようです。
一番の反省は続けての治療を決めなかったこと。
浅見先生の「最初の1週間は、毎日治療」の意味が良く分かりました。
患者さんに余分な苦痛を与えてしまったことになります。
反省反省です。