はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
TOP > とんぼ鍼灸院 日記 > 階段で滑っての腰痛 (症例から)
腰は打たなかったが・・・
あと2段の階段を踏み外した。
両腕で支えたので腰は打っていないが、
左側の腰(脇)が痛く、動診でも前屈で痛みが増すと
元気にお勤めの50才代の女性です。
腰には圧痛点がないようです。
両腕も大丈夫だと言います。
左の足を調べました。
小指と薬指の付け根から甲にかけて激痛の点が4点出ました。
指の裏と先にも圧痛点があります。
圧痛点に印を付けておいて、
刺絡で改善されないときの治療点としました。
左F4F5の井穴刺絡をすると、回転での痛みがほぼ改善し
前屈が我慢すればできるような感じになりました。
右のF4、左のF2を刺絡すると、ほぼ痛みが治まったようです。
もう一度動診すると、後屈がしにくくなったと言います。
前屈が改善したので、後屈の辛さが分かってきました。
F1F6の井穴刺絡で腰の痛みはほぼ改善です。
時間があるので肩こりの治療で吸い玉をかけました。
気持ちよく起きたのですが、腰に何となく違和感があるようで・・・
印を付けた足の圧痛点を圧すと、先ほどより数は減っていますが
3箇所にそこそこの痛みが残っています。
広い範囲にはハペパッチ、指先にはピソマを貼りました。
これですっきりしました。
刺絡の効果を長持ちさせる意味もあるでしょうし
相互の刺激でより有効に効いたとも言えるのでしょう。