はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
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ぎっくり腰の50歳後半の男性です。
仕事場で下の荷物をとろうとしたときにギク!
家に帰ってから動けなくなりました。
整形外科でレントゲンを撮って骨には異常なし。
痛み止めの注射と飲み薬が出たが
2日間変わらず、知人の紹介で来院した。
前後屈ができず、どちらかというと右側の方が痛む。
背中は、右側が異常に隆起している。
お聞きすると仕事は、包丁をもっての料理人。
一日中立ち仕事で、結構調理場は冷えている。
肩こりや息苦しさ胃腸の調子も悪く目の疲れ・・・と
良導絡で反応しているが、今日は腰だけに絞ることを宣言。
F1F6の刺絡で後屈がやりやすくなるが痛みは残る。
F4F5の刺絡で、同じように前屈はやりやすくなったが痛みは残る。
痛みが背骨よりになってきたので、百会の刺絡。
来院時の半分は改善したようだ。
F1F4の刺絡と百会の前後を刺絡する。
肩こりで頭の動診をしてから、副交感神経の抑制とを兼ね
H5F5の刺絡をする。
「楽になりました」と明後日の来院を予約して帰られました。
ぎっくり腰もそうですが発症から早いほど、早く改善する様に思います。
「そのうちに治るだろうと思っていました」という患者さんが圧倒的に多いです。
第一選択肢に鍼灸又は井穴刺絡が入るように普及していきましょう。