はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
2週間ほど前からの腰痛・・・
腰が痛くて寝返りが打てないと74歳女性です。
週に2回体操のサークルに入っていて元気なオクサン。
腰の側屈で痛みが増します。
背中を叩いても左右差は感じません。
良導絡では肩こり、胃腸の不調、腎、肝が異常経絡を示しています。
腹診をすると、肝、腎、胃に圧痛点が出ています。
一番遠いところからの治療としました。
肩こり首こりにドライニードルをすると、簡単に肩首がゆるみました。
背中を診ると左の起立筋が硬く盛り上がっています。
腹診から、肝→胃→腎の順番で刺絡をする。
右F2F6の刺絡で肝部は柔らかく圧痛もなくなりました。
左F1F6の刺絡でほぼお腹は改善しましたが、
右側臍の横に圧痛点が残りました。
F3は左からか右からか迷いましたが、
圧痛点の出ている右F3の刺絡をすることにしました。
お腹の圧痛点は全て解決しましたので
背中を診ると、起立筋の緊張に左右差はなくなりました。
以前に、稲舛先生が腎臓は左右でひとつの臓器かもしれない旨の
臨床例を話されていましたが、納得かも?の心境でした。
左側の腎の不調で左の起立筋が緊張していたのが
右のF3の刺絡で楽になった。との症例なり。
腰の動診でも痛みはなくなり増したので治療終了でした。