はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
TOP > とんぼ鍼灸院 日記 > ベル麻痺後遺症 (症例から)
2年前にベル麻痺を発症した60才代の男性です。
見た目麻痺の後遺症はほとんど分かりません。
懸命にリハビリをされたとか、そのご努力に感銘です。
左目がやや小さく感じられます。
眥が引っ張られているような違和感を感じています。
知らず知らずに涙目になってしまいハンカチが必要です。
刺絡でもう少し改善できないかと紹介でお見えです。
良導絡チャートでは、肩こり、眼精疲労、胃肝腎の不調が出ています。
目の症状ですから肩こりに原因することが多いと判断し
肩こりからの治療としました。
ドライニードルで肩のこりを解し、百会、目窓の刺絡をする。
見え方が明るくなり、眥の違和感が軽減されました。
目の回りの治療の前に、胃、肝、腎の圧痛にたいし
左F1F6,右F2F6,F3の刺絡でお腹を柔らかくしました。
で目の治療・・・
F2F6の刺絡→ あまり変化が感じない
H4の刺絡→ 目(眥)の違和感がなくなってきた
陽白付近の圧痛点にハペパッチ→目の回りがすっきりしてきた
起きて貰うと、違和感は完全にとれて目の大きさも左右揃っていた。
「刺絡で・・・ほぉ・・」と感心されていたが
何処まで継続するやら・・・
考えてまた来ますと帰られました。