はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
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腰が痛いと72歳女性です。
2週間ほど前から腰が痛み出した。
右の腰から背中にかけて時々痛かったが
2日前から朝起きる時から一日中痛むようになった。
腰の動診では前後屈と回転で痛みが増し、右側屈でも痛む。
奥の方でドーンとしたような痛みでなんとも気持ちが悪い。
右に偏っているので右の肝、右の腎、右の足首から指あたりに見当をつけた。
足首から下で甲や指の裏まで調べると、指の肝経に激痛が出た。
腹診では右の肋骨したからへその脇まで筋状に痛みが出ている。
右のF3の刺絡→お腹の圧痛点はなくなる。側屈での腰痛も3割ほど改善に。
右F2F6の刺絡→肋骨脇の圧痛が消えて腰痛もほぼ改善。
足指の行間付近の激痛も半分ほどに改善されてはいるがまだ痛い。
ハペパッチを貼って腰の動診をすると、今までの痛みは解消された。
内臓からくる腰痛でしょう・・・と言うと、???の顔をされた。
寒さ、疲れ、加齢・・・これからの季節も内臓からくる腰痛には注意が必要だ。
温めるより冷やさない方法をお話していきたいと思う。