はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
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60代後半の女性。
胃の全摘から5年が経ち普通の生活に戻っている。
1ヶ月に一度全身の調整に来院されている。
腰の痛みと胃腸の不快感がある。
腰は仙骨の周りからやや右にそって腎兪付近までに違和感がある。
いつも痛むのではなく、なにかの拍子にズキッとくる。
腹部はお臍の右横に圧痛点がある。
良導絡で全身の調整をしてから
左F1F6の刺絡、右F2F6,両F3の刺絡をする。
お腹全体は柔らかくなるがお臍の右側の圧痛は消えない。
胃や肝、腎ではなく腸(小腸)だろうか?
右のF6の刺絡をするとやや良い感じ。
両方のH4の刺絡をすると、圧痛が取れた。
腰の痛みには、陰部神経の深鍼をして30回ほどの雀啄後
F2F5の刺絡で違和感が取れた。
股関節前面の圧痛点に左右2枚ずつハペパッチを貼って様子を診て貰うことにした。
暮れから正月にかけて腰の痛みで心配していたが
スッキリしたと喜んで帰られた。
お正月で何もしないでゴロゴロしていたのにねぇ・・・
いつもの生活に戻って動き出せば(ご商売をされている)きっとよくなりますよ!と
自分の反省を込めて送り出しました。