とんぼ鍼灸院 | 日記 | 腎結石が消えた？　　(症例から）

50歳近い男性です。
力仕事による筋疲労で1週間に一度治療しています。
肩、前腕、股関節の筋肉の凝りが主訴になります。

その他、腹診で左の腎に圧痛があり、左の起立筋も凝って盛り上がっています。
1年半ほど時間をとって治療したとき
左Ｆ３，Ｆ５でこの圧痛と背中の凝りがとれました。
腎の症状で医者に指摘されたことは？ときくと
「どちらかは忘れたが結構大きな石があるんですって」
「影にあって粉砕ができないので、痛みが出たら手術しかないね」
と言われたが、なんの症状もないので忘れていました・・・と言います。
背中の凝りの筋肉隆起にＦ３，Ｆ５で対応していました。

先日右の股関節（腸骨稜）付近が痛く心配になり整形外科を受診した。
エコー、ＣＴ、ＭＲＩの検査をしたが股関節の異常は分からず。だが
「おぉ　腎の石が見あたらないぞー」とドクターが驚いていたと・・・
落ちれば痛いはずだが不思議だなとのコメントだった。

カルテを調べたら昨９月頃から、腰痛や大腿部外側の痛の訴えがへり
肩や腕の不調に変わってきていた。
その間、腹診から毎回　左Ｆ１Ｆ６右Ｆ２Ｆ６，Ｆ３は刺絡していることが分かった。
特別の治療はしてないので、考えられるのは刺絡だけですが・・・
本人も半信半疑だった。

右の股関節の痛みは回転と側屈で痛みが増す。
右Ｆ１Ｆ６とＦ２Ｆ５の刺絡で簡単にとれた。
刺絡・・・スゴイ！