はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
TOP > とんぼ鍼灸院 日記 > 目が開かない (症例から)
78歳の一人暮らしの女性です。
朝起きると瞼が腫れて目が開かない。
眼科で目薬を出して貰ったが目脂が出て充血して・・・
何か重い病気では?と心配されている。
目の回りから顔全体に浮腫んだ感じで問診中も盛んに目を拭いている。
少し?体重オーバーでヨッコラショの感じです。
頭を回して貰って動診をするが、本人は良く分からない。
見ていると横倒し、振り向き、後屈がほとんど動かないようだ。
肩に触ると、おぉ!硬い。 久しぶりに会ったこりこり肩。
肩こりから来る眼精疲労か?眼精疲労から来る肩こりか?
眼科で検査もしているので、今日はどうやら肩こりと眼精疲労だろう。
で、原因に当たるものはないかと雑談を始めた。
「新聞をやめようと思う」どうして?
「目の運動だと思って、一生懸命読んでいるが見えにくくなってきて、読み切れないから」
メガネをかけて読むんでしょう?
「近頃メガネをかけてもうまく見えない。度があわなくなってきたかな?」
治療は肩こりのH5H6H4とF1F6H1H6の刺絡。
目のF2(F6)をやりました。
ほとんど改善したところで、瞼に仙年灸をして終了。
顔色も浮腫みも目の回りの状態も大改善!
メガネを作るか、新聞を一生懸命読むのをやめるかして目を酷使しないこと。
遠くの山と庭先の花を交互に見るようにすると眼がすっきりすること
などなど話して終了です。
治療1時間ほどあと、眼科通院仲閒さんを紹介していただきました。