はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
TOP > とんぼ鍼灸院 日記 > 朝と夕方の痛み (症例から)
結婚式、お宮参り、帯祝い・・・
天気が良ければ富士山が見える夫婦岩
沢山の方の願いごとに
じっと耳を傾けて下さっていました
朝は肩こり、夕方は腰痛
一日中立ちっぱなしで販売している60歳半ばのご婦人。
朝は肩がこって痛く夕方になると腰が痛くなる。低血圧、花粉症、クシャミ鼻水、
血縁にリウマチなどの体質です。
午後3時の治療で肩こりは首の斜め後ろ倒しで左側に痛みが出る。
腰は前後屈で痛みが出るが、全体が重痛い感じでスッキリしない。
今出ている症状の肩こりから治療。
左手足の薬指の井穴刺絡をすると、すぐに首の痛みは良くなった。
百会と目窓付近の刺絡で肩が軽くなった。
腰は足の小指と人差し指の井穴刺絡をしたがあまり変化はなくスッキリしない。
お腹の圧痛がお臍の上とチョット横にあるので左のF1F6とF3の刺絡で
腰が軽くなった。朝の症状が強いのでH5F5の刺絡で終わった。
副交感神経の異常亢進と疲れ(交感神経の興奮)のよる腰痛か?
肩こりは眼精疲労からも来ていると思われた。
最後のH5F5の刺絡で身体が軽くなったという。
明日の朝~夕方の症状をしっかり覚えて貰って
休み明けに2回目の治療を予約された。
交感神経と副交感神経はシーソーのように拮抗すると考えるより
異常亢進すると両方の症状がでると考え、
共に安定域まで抑制する必要がありそうだ。
そう考えた方が治療には合っていると思う。
自律神経が安定域から飛び出した部分で、それぞれの症状が出てくるので
共に安定域まで押し戻してやる・・・そう考えた方が良いようだ。