はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
TOP > とんぼ鍼灸院 日記 > 副交感神経↑から来る腰痛 (症例から)
35歳女性です。
1週間ほど前から左の腰からお尻のホッペが痛み出し、左の下肢がしびれてきた。
痛みは数年前から出ていたがこんなしびれは初めてである。
特に仕事が終わった夜から、朝50分ほど運転をして職場に着くまで。
車を降りるときが一番辛く、仕事が始まってしまえば何とか忘れられている。
数日間夜中も痛みで起きていたが今日はほとんど痛みはないという。
それでも腰の後屈と回転で左腰に痛みが出たのでそれを指標とした。
良導絡では胃腸の不調、肝、腎の異常がでていて、
腹診でも胃、肝、腎に圧痛がある。
右F2F6左F1F6で胃、肝の圧痛はとれて、左の腎部だけになった。
左のF3の刺絡は出血しない。
補助のため右のF3の刺絡を加える。
腹診での圧痛点はなくなったので腰を動かすと、
左のお尻のホッペに痛みが出るが手のひらぐらいの範囲のようだ。
問診で副交感神経の亢進症状が沢山あった
(低血圧、冷え性、花粉症、朝起きが辛い、蕁麻疹、家族の喘息・・・)ので
H5F5の刺絡をする。
痛みやしびれが取れて、体中がぽかぽかしてきた。
何十年ぶりに身体が温かい・・・を感じたと言われる。
もう一度動診をして違和感を調べると、左の下肢外側に変な感じで
突っ張っているという。
薬指を調べると、指の横と先に激痛が出ていた。
ピソマを貼って終了です。