とんぼ鍼灸院 | 日記 | ぎっくり腰　　(症例から）

37歳男性です。
土曜日の夜からおかしい・・・が始まり日曜日には動けなくなってしまった。
最短の治療で火曜日に来店された。

後屈は全くダメで前屈で腰を落とすとなかなか起き上がれない。
寝返りが打てないのが一番つらい。
金曜日には家族旅行で九州へ行く予定があり、３日間で治して欲しいという。

これといった原因は考えられないというが・・・
仰臥位で骨盤仙骨の調整をする→股関節が水平に開くようになってくる。
両手の甲に皮膚針を入れる。
刺絡が苦手で異常に痛がるので、Ｆ4Ｆ5に円皮針を貼りトントンと刺激を入れる。
百会とその前2㎝ほどに5番針で置針。
その後腰の起立筋の凝りに軽くＥＡＰをする。
右股関節の圧痛に円皮針を5枚貼る。
身体を前屈しなければ普通に歩けるまでになった。

翌日
足を温め刺絡！を宣言。
Ｆ4Ｆ5とＦ1Ｆ6、Ｆ2、Ｈ5の刺絡をする。
頭は5番針で百会とその横2㎝ほどに計3本置針。
腰を動かして痛みはあるが可動域はぐんと広がっている。

その翌日
腰は切れない(前屈から腰を伸ばせない）という。
股関節の圧痛点にハペパッチをはる。
Ｆ2Ｆ5，Ｆ1Ｆ6の刺絡。百会の刺絡。
腰の圧痛点に3枚円皮針を貼る。
Ｈ5Ｆ5の刺絡をして明日のフライトは？
「この分なら行けそうだ」と。
無事家族孝行ができますように・・・