はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
TOP > とんぼ鍼灸院 日記 > 手の使い過ぎの肩こり (症例から)
30歳代半ばの女性です。
右肩が凝りひどいときは頭痛が出ます。
時々目の奥が痛くなります。
介護の仕事で体も動かすが
パソコンに向き合っての事務仕事も結構あります。
腕は上がりますが前方挙上で肩の前面に痛みが出て
反対の方へ手をもっていくときも肩に痛みが出ます。
H5H6の刺絡をすると7割がた痛みは取れましたが
挙上での痛みは残ります。
まだほかの原因があると考え
右手の親指と人差し指の圧痛点を探すと
母指球と合谷に激痛点がありました。
円皮針を貼って痛みが取れたので完了しました。
眼精疲労は直接関係はなかった感じですが
こめかみと玉枕の刺絡をすると
眼がすっきりして肩がさらに軽くなったといいます。
それにしても真っ先にH5とH6の刺絡をしてしまったのは
まずい治療だったと反省です。
仕事の内容など詳しく聞いて、目の治療からか
指の治療からやっていればそれぞれどのくらいの割合で
肩こりに影響していたか判断できたと思われる。