はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
TOP > とんぼ鍼灸院 日記 > 手術痕からの腰痛 (症例から)
70歳になったばかりの男性です。
長く歩くと右のお尻から大腿部裏側が痛くなってきます。
ちょっと休むと歩けます。ゴルフではカートを使い出しました。
お尻のホッペに激痛点があり脚の裏側にかけて
座骨神経に沿った痛みがでている。
梨状筋をEAPで緩め、F4F5の刺絡で右の脚の痛みは取れた。
3週間後に「調子良かったのにまたぶり返してきた」と来院です。
腰の痛みとして動診をすると、後屈と回転で痛みが増悪する。
痛みの原因を探ろうとお話ししていると
7年前に前立腺癌の手術をして、臍の下から15㌢ほどの手術痕が。
早速圧痛点を探すと、傷跡の上に2カ所傷跡から右腰に掛けて2カ所の
激痛点が出た。
円皮針を貼って動診をすると、
右回転でわずかに痛みが残るがほとんど改善したという。
左のF3の刺絡で良くなった!という。
右のF3の刺絡で「これでいい」と痛みはなくなりました。
だめ押しで百会の刺絡をすると腰が軽くなって回転も
スムーズだと喜ぶ。
痛みは手術痕の影響が7割、右の腎臓の疲れ3割と言ったところでしょうか?
断ろうと思っていたコンペに参加しようかな?と笑っていました。