はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
TOP > とんぼ鍼灸院 日記 > 恥骨に円皮針で楽になった下腹部痛 (症例から)
50歳ちょっとの女性です。
1ヶ月ほど前から右の下腹部が痛くなり病院を回った。
内科、婦人科、整形で診て貰ったが異常なし。
以前に腰痛が治ったと思い出して来院してくれた。
腰の動診、腹診で右の肝部に圧痛がある。
痛む右下腹部にはこれと言った痛みも硬結もない。
パトリックテストで右股関節前に痛みが出るが左は腰にでる。
右F2F6の刺絡で肝部の痛みは取れる。
右股関節前の痛みは右F1の刺絡を加えてほぼOK。
左はF2F5で楽になる。
これで良いかと思い立って貰うと、右下腹部の痛みが6割くらい残る。
恥骨をそっと押さえるとギャァ!と言うほどの痛みが出た。
中心から右に掛けの圧痛点に円皮針を貼って貰う。
中心の1点で7割くらい改善。その右の圧痛点に更に1枚貼ると
嘘のように痛みが取れたという。
何年も前の研究会の症例が生きていたと内心研究会に感謝!
大変喜ばれて帰られた。