はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
TOP > とんぼ鍼灸院 日記 > 股関節から来る腰痛 (症例から)
77歳の女性です。
11年前に股関節に人工関節を入れた。2年前には乳癌の摘出をした。
2週間前から腰が痛くドンドン前屈みになってきた。
内科の診察のついでに先生に相談したら、痛み止めでも打っておきましょうと
太ももの前面に注射をされた。
2日経ったら大腿部が紫色に腫れて硬くなり左足の倍くらいに浮腫んでしまった。
主訴は腰痛でこのまま腰が曲がってしまうのでは・・・と太ももの痛さより腰が心配という。
人工関節手術の傷跡は5点の激痛点が出た。
円皮針を貼ると腰の痛みはきれいに消えたが、腰は曲がったままで伸ばすことができない。
股関節前面の圧痛点に円皮針を貼るとほぼ痛くなく腰が伸ばせるようになった。
まだ経絡上で細かい圧痛がとれていないのではと
右F1F6、F2F5の井穴刺絡をしたら腰の状態は全て改善。
太ももの内出血したむくみは今までの刺絡に、F3とH3を加えた。
帰る頃にはちょっと浮腫んでいるかな?位まで改善。
太ももの内出血と硬さは翌々日に治療の予約を入れて貰った。