はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
TOP > とんぼ鍼灸院 日記 > 腎臓から来る腰痛 (症例から)
74歳男性です。
定年退職してゆっくりしている。
2ヶ月前ぐらいから夜中にトイレに起きて、ベットから降るのに腰が痛くて一苦労する常状態。
腰痛は背骨の上で腰骨のすぐ上である。
後屈はできるが前屈では痛みが出てほとんど曲がらない。
回転では右側に側屈でも右側に痛みが出る。
背中の殴打で右側に変な響きが出る。
脳梗塞や心臓のカテーテル手術をしているが、
内臓は悪いと言われたことがないと自信たっぷり。
痛くてもすぐに立ち上がれるようにして欲しいという。
脳梗塞をやってから身体が冷えて今日(31度)でも寒いという。
足先が冷えているが、F3の刺絡をした。
3回刺して2X30滴の出血を何とか実行。
座位で刺絡している最中から、なんだか腰が軽くなってきましたと。
腰の回転や側屈の痛さは取れたが、前屈の痛みが2割ほど残る。
百会とその周辺で五の字に刺絡をすると腰の痛みは取れて
イスからすっと立ち上がった。
左H3の刺絡で息が胸から腹まではいるようになったが
右H3の刺絡では変化がなかった。
3日後にもう一度治療することにしてあるので
次回はアレルギー面からアプローチしてみようと約束した。
それまでの様子を覚えて貰って様子を見ることにした。