はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
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タージ・マハール
背中全体が痛い
2週間に一度のペースでお見えになる65歳の女性。
そのたびに調子の悪いところを治療して元気にお仕事をされています。
今日は背中全体が痛く、なにか背中に張り付いているようだと言われます。
首は右の側屈で左が痛むが他に動作で特に痛むところはない。
肩と肩胛骨周辺にこりがあります。
今回は患者さんの希望もあり吸い玉で治療することにしました。
背中全体に吸い玉をかけ、更に肩胛骨から肩にかけて念入りにかけました。
終わると肩のこりから肩胛骨周辺のこりは取れて筋肉もゆるんでいます。
座位で首の動きを確認すると、「大丈夫です」と仰るが左側が曲がりにくそうです。
左右の曲り方を覚えておいて貰って左のH5の井穴刺絡をしました。
「あれ!こちらが痛かったのかしら、楽に曲がります」と言われる。
肩を大きく回して肩胛骨の周辺を調べて貰うと「楽です、背中の魔物がとれました」
いつもの眼精疲労の治療をして仕上げに百会の刺絡、おしまいに
良導絡で全体の自律神経の調整をして終了です。
また2週間後の予約をされて帰られました。
「若いうちは少々の無理も利くが、歳を取ると定期的な油差しも必要ね」と
定期的に来院されます。全くその通で治療も短時間でできるし、なにより
患者さん本人が楽に生活できます。
病院にかかる前のチョット不調・・・の段階で治療させて貰うのが一番の願いです。