はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
TOP > とんぼ鍼灸院 日記 > 左の腕が上がらない (症例から)
仏陀が最初に説法した街 サールナートに
6世紀ごろ建てられた仏舎利塔ダメーク・ストゥーバ
左腕が上がらない
左の肩こりと腕が挙がらずに痛む70歳女性。
1年以上いろんな治療機関を訪ねたがダメで、
半ば諦めていたが「話を聞いて」最後だと思って来ましたと言う。
五十肩様の痛みが出るが、腕の動かし方全方向で痛みます。
首も左側は側屈後屈斜め前後屈で痛みます。
一番酷い水平の開きは右手を添えないと動かせません。
H2の刺絡で痛いけど添え手をしなくても動きます。
後ろに回すと肩の前が痛みます。H1H6で大分改善です。
前方挙上で小指側に痛みが出ます。H3H4の刺絡をしました。
腕はそれなりに回るようになりましたがまだスッキリしません。痛みが残っています。
手の甲の小指の腹と親指側の手首の付け根の圧痛点に5ヶ所円皮針を貼りました。
肩の上にピンポイントの痛みがあります。合谷付近の圧痛点に寸3の2番鍼を刺針。
腕を動かして貰うと、腕の付け根の内側に痛みが残ります。
左のF1F6の刺絡で取れました。
首を動かして貰うと・・・最初の痛みは全てありません。
百会の刺絡をすると、「まぁ良く回るわね」
お連れさんが見えたのでこれまでにして、
次回は眼精疲労やお腹の調子を見ることにしました。
指先から血を絞り出すだけで・・・・悪い血を出すんだねぇ・・・
その辺のお話は次回にしましょうとお帰りになられました。