はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
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70才代の働き者のご婦人です。
広い畑地の植え付けや草取りでクタクタです。
腰は後屈ができない。右腕は全方向で痛みが出て可動域も狭い。
肩が凝って背中まで体中が痛いと言われる。
娘や息子達は会社勤めで農作業は老夫婦にかかっている。
なんともご苦労さまなことです。
筋肉がコチコチという状態で、まず交感神経を抑制して
各部位を緩めていくことにした。
H6F4、百会の刺絡→背中全体の吸い玉→右F2F6、左F1F6→右H4,H5,H6
ここまでで身体がほぼ柔らかくなってきた。
後屈もできるし腕も回るようになってきた。
治療時間も2/3が過ぎて次の患者さんの車の音が聞こえてきている。
立って貰って残っている不調、辛いところを聞くと
ふくらはぎの凝りと前腕の凝りかな?という。
踵回しと前腕のほぐしを手技で緩めて終了とした。
農作業でのご苦労はあたりまえの状況になっているようだ。
車で1時間以上かかるので自分では運転できず
子どもの都合に合わせ来院することになる。
これから先どうなっていくのでしょうか?
とても複雑な思いです。