はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
TOP > とんぼ鍼灸院 日記 > 手の強張りが肩と腕に (症例から)
色鮮やかなサリー。
色や柄で出身地や家柄が分かるとか
肩や腕の痛みは手の強張りからだった
65歳の農家の奥さん。
肩がこって痛むし、左腕が挙がらない動かないの状態で来院です。
左腕を見ると、前方に90度ぐらいしか挙がらない。水平は開くも曲げるも痛い。
後ろから前に戻すときに肩の前方が酷く痛むようです。
左手の親指側を押さえてみると親指と人差し指の間に4点の圧痛点がある。
小指側にも薬指との間に2点、小指の外側に2点の圧痛点があります。
ひとつずつ円皮針を貼りながら腕の動きを見て、合計5点の円皮針を貼りました。
H1H6とH3H4, H5H2の刺絡をしました。
腕の前後の動きはどうやらいいようです。
それにしても手の甲がカチカチです。
各指の間を丁寧にマッサージして痛いところに円皮針を貼りました。
合谷と中渚付近はチョット深く置針です。
百会の刺絡をする頃には肩も腕も快調になりました。
鎌をもったり鍬をもったり農家の仕事は大変です。
お風呂に入って手の甲のマッサージをして貰います。
少なくとも左右の手の甲の硬さが同じくらいになるように・・・
まだまだ調整箇所があります。
月曜日にもう一度治療としました。