はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
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小学校3年生、サッカー大好きな男子生徒です。
右脚の踵が痛くなり整形外科でシーバー病と診断された。
走ったり踵を強く踏むと痛みが出る。長くは歩けない状態。
運動禁止でインソールを作って経過観察!
どうにかならないかと連絡があった。
足底筋やアキレス筋の過緊張が影響しているのだろうと考えて触診してみると
右脚の殿筋(梨状筋)から大腿の裏、ふくらはぎ、足底筋までが左と明らかに違っている。
左の踵は屈曲で軽くお尻に付くが、右はお尻から10㌢以上も離れてしまう。
右脚のお尻から足裏まで丁寧にマッサージして筋肉を解す。
ふくらはぎやアキレス腱が緩むと踵がお尻に付くようになった。
F3F4とF6に円皮針を貼ってトントンしてから、踝周りの圧痛点にハペパッチを3枚貼る。
強く足踏みしても痛みが出ないという。
今日はここまでにして様子を見ながら治療することにした。
翌朝痛みが激減したようで小走りで学校へ行ったという。
走らないようにと言っても楽になるとつい走ってしまうのが子どもたち。
どのように言えば良いのだろうか?