はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
TOP > とんぼ鍼灸院 日記 > 右側の頸腰足の不調 (症例から)
60代半ばの農家のご婦人です。
首こり、肩こり、腰痛、外踝の腫れと右側ばかりに出ています。
頸は胸鎖乳突筋にハペパッチを貼ってH4H6の刺絡。
肩はH5H6の刺絡。
腰はF4F5の刺絡。
足首はもう一度F4F5の刺絡と薬指の裏と指先の圧痛点に円皮針。
とここまで症状をとってきたが未だスッキリとしない。
右側ばかりに症状が出るので内臓を診ることにした。
肝部に圧痛がある。
臍のすぐ横に圧痛点がある。
右の腎部にやや違和感を覚えると反応が出てきた。
右F3の刺絡は変化なし。
右F5の刺絡も変化なし。
右H4の刺絡で臍のすぐ横の圧痛がとれた。
右F2F6の刺絡で肝部の圧痛がとれた。
右側の圧痛がとれるのと並行して肩こりや腰の違和感がスッキリとして
良いみたいだが、足首の痛みは取れたが腫れは様子見とした。
内臓の影響は2~3割はあっただろうか?
身体の片側に集中している症状には内臓のチェックは欠かせない。
どちらが卵か鶏かはわからないが・・・