はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
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2月2日の大雪(?)です
左の掌から指がしびれる
84才で今まで病気らしい病気をしたことがないという女性患者さんです。
趣味で畑や花を作っているが、2週間前から左手がしびれるような感じで
昼ご飯ごろからしびれて夕方にはまた気にならないといわれる。
首を回すと肩の辺がゴリゴリと音がして孫達がいやがるほどだ。
今まで按摩やはりきゅうは一度も経験がなく「とにかく怖い」の一点張り。
中指が一番気になると言うが指には圧痛点は見られない。
指5本を慎重に圧痛点を探したら、薬指の腹に一点見つかった。
円皮針を貼ろうとすると「怖い、いたくしないか?」と大騒ぎ。
説明に時間をかけようやく1点に貼るが変化なし。
肩の筋肉が凝っているが触るとぞくぞくしてイヤだという。鍼も怖いという。
説明して背中から肩全体を弱く(35圧)吸い玉をかけた。
肩のこりが取れて筋肉がゆるんで「肩が軽くなった」と言われる。
世間話をしながら説得、何とか百会とH5の刺絡をすることができた。
首を回しても肩を回してもゴリゴリが消えた。
手のしびれは殆どないという。(左)
右手もしびれていたが、右はすっかり良いという。
右も悪いというと痛いことをされると思って黙っていたとボソッと告白!
鍼や灸を怖がる患者さんは年齢に関係なく結構お見えだが
円皮針や最低限数の井穴刺絡が有効だと考えられる。
可愛いおばあちゃん患者さんでした。