はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
TOP > とんぼ鍼灸院 日記 > 胃癌手術の経過 (症例から)
手術から一年を経過して
胃の全摘で退院後から治療が始まった64才の女性。
最初は教科書通り3週間かかって 10回の刺絡で
その後週に3回、2回、1回として現在は3週間に1回の頻度にした。
基本は左F1F6,百会、H6F4で交感神経の抑制。
はじめ3週間はAST気功を併用して
その都度の症状を取りながらの治療だった。
状態は病院の検査の結果と良導絡のグラフの変化からの判断とした。
一年の予定で始まった抗ガン剤投与は2クールで止める事ができた。
副作用も最小限度で終わったようだ。
半年後からグラフのF1の値も他のFの数値と遜色なくなってきた。
何よりもお腹の圧痛がなくなると共に柔らかくなった。
少しずつ肉もつき始め、本人が身体に自信を持ってきたのが嬉しい。
今回から3週間に一度の治療として様子を見ることにした。
手術後の体力回復と副作用の軽減などに鍼灸治療(AST気功)
が有効だったと思われる。
東洋医学と西洋医学のコラボは大きな病気ほど必要に思われる。
石油製品、化学製品の薬よりも自然薬、食品を大切にするという
ドイツ医療界の考えは、日本においても必ず必要になって来るであろうと。
その時が早く来て欲しいと思う。