はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
喘息の咳で腰が痛い
20年来の喘息でステロイド剤を常用している50前の女性です。
このところ咳が酷く、腰が痛くて家事も思うようにできないと来院です。
高校生の頃からの慢性の肩こりも有ります。
胸が開かない感じで呼吸音も出ている。腰は前後屈とひねりで痛む。
首の動きで特に斜め後ろに痛みがある。
鍼は初めてで恐怖心があります。
首の動きを確認して左のH5に刺絡しました。
「このくらいの痛さですが大丈夫ですか?」
「これなら大丈夫です」と力強い返事を戴いた。
H5F5,H2,H4F4,百会の刺絡で首の動きはほとんど改善です。
腰の痛みは押さえても「ここ一点」の痛みはありません。
この辺が・・の痛みです。
F1F6,F3F4,F2の刺絡で痛みは分からなくなっています。
空気の入り方を確認してH3とその後H1の刺絡をしました。
ともに効果を感じています。
胸が開いて楽に空気が入っていますと・・・。
この時点で呼吸音は消えています。
何回やったかのH5もしっかり出血させて
仕上げのH5F5です。
長年の喘息とそれに対するステロイド・・・
慢性の肩こりや咳をしたときに響く腰痛など
全身の筋肉がコチコチになっている感じです。
まず肩こりの治療、筋肉の過緊張から来る腰痛を、
呼吸を楽にの手順で治療したが、逆の方が早かったかも?と思います。
まだ目の疲れや背中から肩にかけての筋肉も硬いし
自律神経の慣れを正すためにも
5回はできる限り毎日来て貰うようにしました。
早くステロイドから解放されることを願っています。