はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
TOP > とんぼ鍼灸院 日記 > 転んで肋骨を強打 (症例から)
肋骨の骨折?
早朝からの作業がある仕事で、暗がりの階段を踏み外して
仰向けに倒れた。左の肩胛骨を強打し一瞬意識がなかった。
レントゲンでは肋骨の骨折だと言われるが湿布がでただけ。
ところが皮膚が弱く、湿布を貼ったところがかぶれて大変なことに。
痛いは痒いは体液は出るはで来院です。
左腕が前に出ない。上腕は身体に付けたままで痛くて動かせない。
ギアチェンジの車なので、何とか左腕が前に出るようにして欲しいと言われる。
左H4H3の刺絡で痛いが腕はだいぶ前に出る。
H5に刺絡で更に前に出る。
H2の刺絡で痛いながらも腕が挙がるようになった。
腕が挙がるとセーターが脱げて、肋骨の痛みを見た。
5番6番の骨に圧痛点が集中しているが、痛すぎてピンポイントに探せない。
肩胛骨の下角付近とその周辺にソマセプトを貼り
胸骨と肋骨の付け根の圧痛点にソマセプトをはったら
痛みが軽減し腕も挙がるようになった。
肩胛骨の下の圧痛点群を中心にソマシートをはって様子を見ることにした。
今回は緊急避難的な処置であったが、一応本人の希望は叶ったようだ。
週明けには気功や灸も入れて本格的な治療に入る予定だが
円皮針やソマセプトのテープがかぶれからどこまで持つか?
痛みに過敏で刺絡を拒んでいる患者さんだけに
どんな手を使うか・・・来週は痛みとの格闘が始まると嬉しい緊張の週末です。