はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
TOP > とんぼ鍼灸院 日記 > 腰が痛くて起きられない (症例から)
腰が痛くて・・・
腰に重いものをぶら下げてバイクで仕事の男性です。
4日前から腰が痛くて、前屈みになれない。
前屈と後屈で腰から背中にかけて痛みが走る。
鼻がズルズルでとマスクが取れないほど。
仕事柄足指付近が怪しいと思いながら先ずはセオリーどうりに。
前後屈で痛いので、F1F6の刺絡・・・後屈は80%解消
F4F5の刺絡・・・前屈の痛みはほとんど取れていない。
痛みが背骨よりやや右側にあるが全体が痛いという。
前かがみになって痛い姿勢で圧痛点を探すと何とか4点が特定できた。
円皮針を貼ってやや改善。百会の刺絡では変化なし。
立って貰って、右の足指と甲の圧痛点を徹底的に探した。
親指、薬指、小指の指の腹と甲に8点ほどの圧痛点がでた。
ひとつずつ貼りながら変化を見たが2点が変化なしで後は効果ありだった。
左は4点の変化ありの圧痛点がでた。
この時点で後屈はほぼ改善で
前屈も少し痛みはあるが前まで曲げられるようになった。
「改善」の駅に向かって効果の列車が走り出したので今日はここまでとした。
足の指や甲に負担がかかる動きで腰に痛みが出ただろうが
一方で花粉症の季節が来たと実感した。
この男性は交感神経の亢進と副交感神経の亢進の症状が同時に表現されていたようだ。
季節柄花粉症の治療と腰の様子を見るために
次回の予約を入れて貰った。