はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
TOP > とんぼ鍼灸院 日記 > 朝お腹が痛くて学校を休んだ (症例から)
お腹が痛い
四月から高校生になる女子生徒。
試験も終わり後は卒業式までの1週間ばかりの通学だが、
朝起きるとお腹が痛くて通学できないと言う。
お昼近くなって母親の車で来院した。
血圧は100あるかないかで冷え性。普段から朝が弱い。
花粉症もある。いわゆる身体が丈夫でない子供である。
お腹のチクチクした痛みはなくなっているが、
身体がだるくて、ただ座っているのも辛いという。
お腹の中脘付近と臍部に圧痛がある。
身体のふらつき感を確認してH5の刺絡をした。
両手の刺絡が終わる頃には真っ直ぐ座っているように感じた。
足のF5の刺絡をすると、イヤなふらつき感はなくなってきた。
寝て貰って左のF1F6の刺絡をするも、臍部の圧痛が残る。
左のF5、百会を再度刺絡したら圧痛が取れた。
お腹の圧痛も取れて気分も良くなってきたので
眼精疲労の刺絡をして終わりにした。
季節柄からかこの10日間ほど
副交感神経亢進による症状を訴える患者さんが多い。
花粉症、アトピー、喘息、だるさ、偏頭痛・・・
花粉や黄砂、低気圧が副交感神経を刺激しているのだろう。
H5F5の刺絡やお灸で乗り越えて欲しいとせつに思う。