はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
TOP > とんぼ鍼灸院 日記 > 手術後の脚の痛み (症例から)
脚の付け根が痛い
子宮癌を手術されて1ヶ月、突然右の脚の外側、付け根からお尻迄が痛む。
脚を取られるような痛みで眠れないと来院です。
手術された病院では原因は分からず鎮痛剤がでたが全く効かない。
左脚にリンパ浮腫があると言われる。
とにかく痛い。脚が上がらない。唯一痛い方を下に横になるのがまだ我慢できる態勢です。
痛みは右のF5ラインと付け根だからF2ラインと見て、足の指や甲を診るが特にない。
手術後1ヶ月でお腹はパンパンに腫れている。
脚の外側と付け根だから右F2F5の刺絡・・・刺絡をして脚を伸ばすと「ちょっといい」
婦人科の影響とF1F2F3を刺絡・・・これと言った効果なし
身体の前面の痛さでF1F6の刺絡・・・お腹の痛みが減って楽になってきた
百会の刺絡・・・ようやく落ち着いて笑顔が出てきた。
浮腫にH3F3の刺絡をして様子を診て貰った。
2日後2回目の治療に来院
痛みは残るが全く楽になったという。
前回同様の治療をした。
翌日楽になったと電話があった。
病院では手術後そう言うこともあると鎮痛剤をだして
リンパ浮腫のため脚の付け根が圧迫されて痛むのだと説明されたようだ。
井穴刺絡でひとつ一つ症状を取っていく治療が功を奏したと思う。
早く楽になって良かったと本心から思う症例でした。