はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
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CRPSが改善
昨年5月に発症した女子高校生。
右手の突き指をしたのがキッカケ。交感神経の過剰な活性化が原因で感覚過剰、
アロデニア、手や肩関節の運動制限が起きていた。
右手に全く触れない状態での治療であったが、該当部位の左手や両足の刺絡、
頭部刺絡で徐々に症状が楽になっていったようだ。
8ヶ月間15回の治療で右手に刺絡ができるまでに回復した。
それからは急速に回復し20回ほどの治療で
箸や鉛筆が持てるようになった。ほぼ以前の字体が書けると言います。
今は2週間隔で治療を続けている。
交感神経の異常亢進と同じように副交感神経の亢進も見られた。
先ずは百会、H6F4を基本に時たまH5F5を入れた。
自律神経のシーソー関係よりも棒グラフの関係の方が説明しやすいと思う。
他の治療院やブロック注射、気功も試してみたが思うように回復せず
本人や家族の方の心痛は察するに余りある状態が続いていた。
一番辛かったのは本人自身であったろうが
気丈にいつも明るく来院されたのには頭が下がる思いだ。
一日も早く全快し残りの高校生活を有意義に送って欲しいと願う。
刺絡研究会の先生方にもいろいろと心配して貰っていますので
次回には報告しようと計画しているところです。