はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
膝が痛くて階段の昇りが出来ない
両膝の内側から前にかけて痛む。
一年ほど前に右の膝の前が痛くなり、
かばって歩いていたら左の膝裏と前が痛くなってきた。
階段の昇りに痛みを感じる。ふくらはぎの突っ張り感もあります。
肩こり、目の疲れ、便秘、鼻つまり・・と多くの症状が出ています。
今日一番辛いと言われる左の膝の治療をすることにしました。
曲げて貰っても痛みは出ませんがアキレス腱を伸ばすと
ふくらはぎの突っ張りと足首に痛みが出ます。
足首を出しても伸ばしても正座ではつっぱり感だけです。
ふくらはぎの張りにF3F4の刺絡をしました。
アキレス腱を伸ばしての張りが少し取れました。
足の指と甲の圧痛点が F1F2F5F3ラインに出ています。
一つずつ押さえて変化を聞きますが良く分かりません。
経絡に沿って円皮針を貼っていくと、F1とF5ラインが効いているようです。
膝の裏の圧痛点に円皮針を貼ってF1とF5の刺絡、
仕上げにH5を加えて今日の治療は終了しました。
左脚は良い感じで軽くなりました。痛みもありません。
今までのはり治療院では、痛む膝に鍼をうって(20本近く?)
今日はおしまい・・・と言うやり方のようです。
今日、圧痛点を押さえて「痛みに変化ありますか?」と言われても
何を言っているのか分からなかったと言います。
刺絡や円皮針の痛みの変化を説明して
次回からの協力態勢を敷いたところです。
特に刺絡の即効性のある治療は、受ける方も治療する方も
敏感にアンテナを張っておく必要があります。
治療前の不調をお互いで確認しておくことは
治療の絶対条件だと痛感した次第です。