はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
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肘が痛い
5月末から右肘が痛くて野球ができないと高校生野球部員。
肘の内側が痛くて腕が伸ばせない。
投球時に肘の外側が痛むという。
心経と小腸経、三焦経の圧痛点が合計7個出ました。
心経の肘の内側で痛みが軽くなる1ヶ所に円皮針を貼り
手の甲の4-5指間の圧痛点に円皮針、小指の外側に1ヶ所円皮針を貼りました。
1点づつ効果をみながら3ヶ所の円皮針で今までの肘の痛みほとんど感じません。
投球のまねをすると肘の大腸経に痛みが出ます。
曲池付近のコリコリに円皮針を貼るとこちらも解決です。
H3H4、H5H6の刺絡をして肘の痛みの治療は終わりました。
肩が凝って授業中も集中できないときがあると言います。
動診では左右の横倒し、振り向き、斜め下で酷い痛みが出ます。
刺絡の位置は肘の痛みで刺絡をした指と重なりますが
これはこれで割り切っての刺絡です。
H5H6は2回目ですがそれぞれに反応します。
H4F4で首の後の張りが取れました。
百会の刺絡で首がグルグル回ります。
時間があったのでこめかみの皮膚刺絡をしました。
目が明るくなり、側頭部がスッキリです。
肩が更に軽くなりました。
肘の痛みは整形外科で湿布が出ただけ、治らない状態でイライラしていたようです。
首の痛み(肩こり)も頭を下へ引っ張るストレッチをいつもしていました。
刺絡でこんなに簡単に改善して、本人も付き添いのお母さんもびっくりです。
実際ボールを投げてみないと分からない・・・と言いながら
笑顔で帰って行きました。
若さ=反応の良さ・・・そんな感じです。