はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
起立調整性障害
朝、頭痛とむかつきが酷く起きられないという女子中学生です。
午前中はぐったりで寝たり起きたり、夕方から夜に掛けて元気になってきます。
が、朝はまた同じ症状が1ヶ月続いています。
血圧は高い方が100前後で冷え性、花粉症、生理痛が酷い状態です。
病院からは自律神経調整剤が2種類と血液サラサラにすると言うのがでています。
治療はH5F5を基本にその時々の症状を取っていきます。
最初はH5F5だけ、2回目に肩こり・・・としていますが
刺激が強いと帰宅してから症状が増幅されてしまいます。
優しい刺激でゆっくりゆっくりを心がけています。
5回目の治療を終えて症状は随分軽減しています。
お母さんに家での刺絡をお願いしています。
本人以上にお母さんが心配し過ぎで
他に何か病気があるのではと混乱気味です。
副交感神経の異常亢進症状で「病気でない病気」だと説明していますが・・・
本人は朝の太陽に当たって、自転車運動をして、散歩してと優等生的行動をしています。
食事も甘い物、脂こいもの、間食は控えています。
そうすると調子が良いことも分かってきました。
体の調子が良くなってくれば、信じてくれる度合いも深まります。
患者さんの信頼をえるのが治療の大切な所ですが
回りの理解も治療以上に大切な要素であると痛感したところです。
なんとか自分でコントロールできるように自律神経を整えて
回復して欲しいと思います。
経過順調!後一歩です。