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お尻から脚の外側が痛い
一日中立ち仕事の35歳の女性です。
左のお尻のほっぺから脚の外側にかけて痛む。
長く同じ姿勢をしていたり歩いたりすると痛くて少し休んで歩くようなことをしている。
お尻から胆経に沿って圧痛がある。
F4F5の刺絡をすると少しは良いが未だ痛みは取れない。
百会の刺絡、H6の刺絡でまた更に良いが痛みは残る。
前屈で痛みが強くなるので、再度F4F5の刺絡をする。
薬指の腹と甲の圧痛点に円皮針を貼ると痛みの大部分が取れた感じだ。
俯せになると左のお尻のほっぺに強烈な圧痛が残る。
秩辺付近の圧痛点に2寸の鍼でパルス通電15分間をする。
立上がると痛みがとれて前屈でも大丈夫であった。
胆経に沿った痛みは座骨神経の流れに沿っていて、酷くなると座骨神経痛に発展してしまう。
多くはお尻の筋肉の緊張を解くと痛みも取れて楽になるが、
同時に足の指や甲の圧痛を処理すると効き目が長持ちするようだ。