はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
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左の二の腕が痛む
介護職の48歳の女性です。
左の二の腕が痛くて利用者さんを抱えられないと言います。
二の腕?はどこかと動診すると、肘と肩の間で腕の内側から外にかけての
H3H4ラインが痛んで力が入らない様子です。
指や甲には圧痛点はありません。
肘の外側のグリグリのすぐ下に激痛があります。
0.6㎜の円皮針を貼ると、痛みは半分ぐらいになりました。
H3の刺絡をすると内側の痛みは取れたようです。
腕の外側に痛みが動きました。
H4の刺絡をすると、「どうしたんです?」と不思議な顔をされてぃます。
痛みが取れましたと。・・・「治療したんですよ」とわたし・・・・
久しぶりに切れ味の良い井穴刺絡ができました。
余った時間は眼精疲労を取って呼吸を楽にして胃腸の調子を整えました。
3ヶ月振りに来院された患者さんですが、前回も腰の痛みが一回の刺絡で楽になりました。
相性の良い患者さんと言いますか
悪くなってすぐ治療すること、薬などで自律神経を狂わせていないことなど
良い条件がそろっていると、患者さんも治療家も楽に楽に最小限の
我慢と努力で改善できるものだと思います。
残念ながら鍼灸治療の選択度合いは、病院、整形外科、接骨院・・・の最後の最後でしょう。
不調が出たら、なるべく早く鍼灸治療に! と叫びたい心境です。