はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
歩くとき膝が痛いが・・・
65歳女性です。
歩くときに右脚の膝内側と腰の外側が痛いと言います。
曲げても伸ばしても捻っても痛みの再現ができません。
唯一正座をすると太ももの上が張って痛みが出るし
腰の外側に痛みが出るぐらいだといいます。
良導絡ではF2F6F3F5に異常がでています。
症状と関係のある経絡です。
正座で太ももの上に張りが出るのでF6ラインで圧痛点を探しました。
第2指の付け根と指の裏に激痛があるので円皮針を貼りました。
正座をしても太ももの張りは余り変わりません。
膝の内側の痛みに関係するF2ラインの圧痛点は指の横腹に大きく出ています。
ソマレゾンを張り太衝付近の激痛点に円皮針を貼りました。
正座をすると太ももの上の張りが取れています。
腰の外側はF5と考えて薬指の周辺の圧痛点を円皮針とソマレゾンで対応しました。
正座をしても再現された痛みや張りはすっかり取れました。
F1とF3ラインの圧痛点3ヶ所に円皮針を貼って膝の内側の痛みの予防としました。
刺絡が嫌いで痛みの再現の難しい患者さんでしたが
良導絡の異常経絡と関係するであろう経絡の一致のお陰で
嫌いな刺絡をしないで改善できそうです。
問題は・・・歩いたときに痛みが消えているか???です。