はり灸・井穴刺絡・良導絡・気功・吸い玉など手技療法を組み合わせ自律神経のバランス調整を行います
TOP > とんぼ鍼灸院 日記 > 走りすぎの脚痛 (症例から)
陸上部で走っていたら脛が痛くなった・・・
高校の一年生、陸上部にあこがれて入部したが
中学までは運動部の経験が無かった。
周りの人はそれなりの経験者でついて行くのがきつい状態。
走り込みで400X20本を続けていたら
両脚の脛(前頚骨筋)が痛くて歩けなくなった・・・
整形では骨膜炎の診断で湿布をしているが改善がない。
特に右足が痛む、走る動作で後でキックするときに痛みが酷い。
また体重をかけると痛みが出るのでそれらを目安に
足の指から甲、足首と圧痛点を探した。
後で蹴るとき=指を曲げるときの痛みなので指の周りで、痛みの経絡から
F1F2を中心に探すと、親指の付け根の外側F2に激痛が出ている。
甲から足首までF2ラインが最もひどい。
同じように痛みの出る経絡でF1,F5,F4ラインにも激痛がある。
激痛点に円皮針を貼る。
親指の付け根に5枚、小指の付け根の周りに3枚・・・
脚を後にして指に力を入れると痛みはあるが
体重をかけても痛みは出ない。
F1F2,F3F4の刺絡をすると普通に歩けるようになった。
左も同じ要領で円皮針と井穴刺絡をした。
2回目階段をおりるときに痛みが残る。
親指の付け根周辺の痛みにハペパッチを貼り井穴刺絡。
3回目、左足は大丈夫だという。
右足はF2,F5ラインに痛みが限定される状態になった。
親指と薬指の関節の痛みにハペパッチと井穴刺絡をすることで継続治療とした。
走りすぎ?で指の関節に負荷がかかりすぎたようだ。
まだまだ全力では走れないが、
部活動をしばらくは走り込みから筋トレにして様子を見ることとした。