とんぼ鍼灸院 | 日記 | 農作業のつかれ (症例から)
2019/05/16
農作業のつかれ (症例から)
70才代の働き者のご婦人です。
広い畑地の植え付けや草取りでクタクタです。
腰は後屈ができない。右腕は全方向で痛みが出て可動域も狭い。
肩が凝って背中まで体中が痛いと言われる。
娘や息子達は会社勤めで農作業は老夫婦にかかっている。
なんともご苦労さまなことです。
筋肉がコチコチという状態で、まず交感神経を抑制して
各部位を緩めていくことにした。
H6F4、百会の刺絡→背中全体の吸い玉→右F2F6、左F1F6→右H4,H5,H6
ここまでで身体がほぼ柔らかくなってきた。
後屈もできるし腕も回るようになってきた。
治療時間も2/3が過ぎて次の患者さんの車の音が聞こえてきている。
立って貰って残っている不調、辛いところを聞くと
ふくらはぎの凝りと前腕の凝りかな?という。
踵回しと前腕のほぐしを手技で緩めて終了とした。
農作業でのご苦労はあたりまえの状況になっているようだ。
車で1時間以上かかるので自分では運転できず
子どもの都合に合わせ来院することになる。
これから先どうなっていくのでしょうか?
とても複雑な思いです。
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