とんぼ鍼灸院 | 日記 | 往診での刺絡 (症例から)
2019/07/01
往診での刺絡 (症例から)
80代の女性宅まで往診に出掛けた。
以前来院されていたが車をやめたことで近所の治療所に変わっていた。
血を出すやり方(刺絡)が合っているようだからと電話があった。
2年振りになるかお会いすると意外と元気で一安心。
今は右腕が痛くて水平までしか挙がらない。
もう少し自由に動くと有り難いという。
前からも横からも水平より上になると猛烈に痛むようだ。
井穴刺絡を試みたがなかなか出血しない。
院なら手湯の用意もできるが・・・
右肩を中心に手技で15分くらい施術。
腕の挙上は完全ではないが、痛みもなく満足の域まで達した。
一番痛みが出る上腕のH5ラインに円皮針を3枚とH5の刺絡。
どうにか有効となるくらいの出血をさせて完了とした。
ほとんどないが往診での刺絡は思いのほか苦労する。
出血しないと効き目がないので他の手技を併用するしかない。
ともあれ今回は何とか満足して貰ったが、往診について
準備品などを含め少し考えなければと痛感した次第だ。
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